<< お勧め小説Vol.3
お勧め小説Vol.4 >>
ホラー企画は蜜の味
2009-06-23 01:59:12



 どうもです。
 ホラー企画に参加しております、佐藤つかさと申します。

 キャラクターを作ってみたので、ここに表記してみました。
 皆さんはどんなのを作ってるんでしょうか……?



【~ぼくらとレベル5~】



 目が覚めると――そこは宇宙船

 周りに転がっているのは――自分のクラスメイト。

 さらにその周りには――人間の死体

 最初に知った情報は――レベル5ウイルス


 次に知った情報は――自分たちは48時間後にぬということ。


 




「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ!!!」

 落ちてくるのは――制服姿の少年。

 受身を取るひまもないまま、リノリウムの床にまともに頭を叩きつけられる。
 まるで銅鑼を叩いたような轟音――そういえば、マンションから飛び降りた死体もこういう音がするらしい。
 
「…………」
 そのまま少年はぴくりとも動かず、仰向けに倒れていた。

 一秒、二秒、三秒と時間が過ぎ――
 
 
 ぴく……。

 かすかに指が動く。


 ぴくぴく。

 気のせいなんかじゃない。
 動いているのだ。自分の意志で。 


 やがて少年は――勢いよく床を叩いて上体を起こして叫んだ。


「ぶはっ! ―― 一回死んだ!」


 そして――次の一言。


「誰なんだよ!? ぼくを殺したのは!」




不死身の主人公

石田久遠 (いしだ くおん)

1年ミント組 15歳 男


「ぼくの体は七割方機械なんだ」

「G-SH○CK並に頑丈でさ。……これだけが取り得なの(泣)」

「……あのさ。ぼくが頑丈なのいいことに、危ない橋ばっかり渡らせてなくない?」

「高校の専攻は応用物理学。――おかげで、どの映画観ても違和感を抱くようになっちゃったよ。あの派手すぎな爆発は科学的におかしい、とかね」

「身長のことを言うなァァァッ!!」


「……ま、何とかなるか」










双子の妹

石田永遠 (いしだ とわ)
  

1年ミント組 15歳 女


「この宇宙船は、政府が誰にも見つからない場所に隠して、誰にも見つからない場所でひとりじめにされて、そして誰にも見つからない場所で――みんな死んだ」

「ここで死ぬのは困るわよね。……お葬式の段取り出来ないし」

「そんじゃいっちょ、調べてみますか?」

「レベル5ウイルスに感染するとどうなるか……。知ってる人は地獄で口止めされてるし、だったらわたしたちで調べるしかないじゃない?」

「あたしの専攻は分子生物学。趣味でラクダ天然痘とインフルエンザのDNA合成をやったことがあるし……なんとかなるでしょ。たぶん」

「生き残るまで共同戦線よ。お友達ごっこなんてする気はない。だけど争い合う気は尚更ない。お互いの利益のために利用し合えば、可能性が倍になる。生き残る可能性がね。――そうでしょ?」


「駆け引き結構。ギャンブル上等。せっかく生きてんだから、血反吐はいて惨めったらしく足掻きまくろうじゃない」

「生きてりゃ上出来。それが人生ってもんでしょ?」


「……ま、どうにかするわよ」








スポーツ界のサラブレッド

河本彩陽 (かわもと あやひ)

1年チョコ組 15歳 女


「やらせないっ!」

「ここは私が食い止めます! だから早く!」


「あうぅ……。すいません。普通科なんです、わたし……」

「ごめんなさい……。皆さんのお役に立てなくて……」


「任せてください。体力なら――誰にも負けませんっ!」


「たとえ宇宙人が相手だって……」

「今日の私は――満月を咬む狼です!」


「邪魔をするなら――消し潰します!」











数学の魔術師

朴小龍 (パク シャオロン)

2年ミルク組 17歳 男


「神様のパズル、か……」

「たいていの物事は数式で表せる。専門用語が分からんと人はよく顔をしかめるが、あれでもだいぶ分かりやすくなってるほうだ」


「俺の専攻は計算機科学――つまり、コンピュータサイエンスだ。専門は暗号の解読」

「……ハッカーで悪いか? 誰にだって、裏の顔がある」


「人間だって数字で表せる。――それも三ケタでな」

「神の名前となると――百万ケタあっても足りんだろうな。まるで円周率だ」


「理解できないって顔だな。……当たり前だ。お前の頭では解読は出来ん」

「……悪かったな。むっつり顔で」

「あいつの思考は解読できん」


「……おい。俺は今、どんな顔をしている?」










唯一の生存者

Vanesa=Hawke (ヴァネッサ=ホーク)

2年マロン組 16歳 女


「あたしは前にもここに来たの! ……でも、また戻ってくるなんて……」

「アリスとボブに殺される……っ!」


「ここには、あたしたち以外にも【いる】のよ……」

「いるのよ……【死】が!」


「せっかく留学したのに……日本まで逃げて来たのに……どうして?」


「助けてよ……レイカさん……」

「チェーンメールのレイカさん……。恋と幸運の神様……。メールで願い事をするだけで何でも叶う……」



「助けてよ、助けてよ……神様……」










天才兵器

吉岡千里 (よしおか ちさと)

3年バニラ組 19歳 男


「あはははは。まぁまぁまぁ、みんな落ち着きなよ」


「さてと、のんびりいこうか。タイムリミットはたっぷり48時間あるんだし、ね」

「はぁ、はぁ……。残念ながら、僕は運動が得意じゃなくてね……」

「この世に、僕の嫌いなものが二つある。運動会と理不尽な殺人だ」


「天才らしいよ? 僕。 ……大人はみんなそう言うけどね。読んだ本は一字一句忘れないし、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業してるし、1999年の8月15日は日曜日だったって、すらっと言える」

「……まぁ、スゴいのかもね? たぶんさ」


「アリスとボブ……。宇宙船から発見された異星の知的生命体のコードネーム……」

「研究者はみんな亡くなってしまった……。アリスとボブがレベル5ウイルスの保菌者だったからだ」

「もしも、この仮説が間違ってるとしたら? アリスとボブもまた、感染者だとしたら?」

「感染した研究者は、みんなゾンビのように暴走する……。記録には第二段階と書いてあった。……つまり先がある?」

「このウイルスに、最後まで侵食されるとどうなる? ……何が起こる?」















アリス



「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」











【~ぼくらとレベル5~】





「これからどうする?」

「……神様に売りつけちゃおっか?」

「何を?」


「喧嘩♪」








みてみん



夏ホラー2009 企画作品




8月15日公開予定










 ……こんな感じです。

 ホントにあんたたち高校生?


 やばいよこれ。冷蔵庫からビール見つけて酒盛りやってもおかしくないよこの図太さ(えー)

 まぁ、ストーリーの流れとしては、怪物アリスの猛襲にみんな生き残れるのか!? という感じのお話です。
 みんなそれぞれの技能と役割で、恐怖を打開しよう――的な……。


 これ、ホラーって銘打っていいのかなぁ?


 …………。


 …………。


 さあ、8月は近いぞ!(ごまかしたΣ( ̄□ ̄;))