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初音ミクについて語ってみる。
2009-05-19 14:56:58  | コメント(1)

どうもです。
最近、ブログを更新される方が増えてきて、ちょっぴり嬉しい佐藤つかさです。

やまづき様が初音ミクについて語っていたので、わたしも自分なりの意見を……。


初音ミク [Hatsune Miku]

最新の音声編集ソフトであり、プログラムの打ち込みによって人間の声を再現可能。
ヴォーカルを雇う必要も専用の音楽機材も必要ない。
パソコン一つで歌を作ることが可能な、画期的ソフトである。




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イメージ画像

やまづき様(上)
ヒロ様(下)


YOUTUBEやニコニコ動画をうろついている方なら、それなりに知っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

歌詞のテーマは【歌】そのものであったり、機械であることの葛藤だったり。
純愛ものや失恋もの。他には、少しばかり発情してしまうようなえっちな歌詞を含んだものさえあったりします。

あくまでネットで活躍している存在であり、テレビの音楽番組で取り沙汰されることはまずありませんが(かつてマイヤヒが外に出回ったという例外はありましたけど)、歌詞や音楽のクオリティは驚くほど高いものもあり、なかなか侮れません。


さらにすごいことは、ネット特有の協力体制です。

ファンによって作画されたイラストが出回り、
それを編集してPVが作成され、
ネットで活動している【うた歌い】さんがボーカルを務めることで、完成度が上がっていくという奇跡が起こっているのです。


なんと言いますか、人の創造力って、本当にすごい。
歌が歌えたり、絵を描くのが上手かったり、編集の上手い人がいたり、素敵な詩を書ける人がいたり、

それぞれの特技を生かし合うことで、こんなに素敵なものが出来上がるんだと思わされてしまいます。

みてみんはネットにある世界なので、現実世界よりは、初音ミクを知る機会がある人たちが多いと思います。
と、いうわけで――このブログを読んでくださっている皆様に二言だけ。


良かったら立ち寄ってみませんか?
心の琴線をふるわされる歌が見つかるかもしれませんよ?




お勧めはコチラ(YOUTUBEにつながります)
個人的好みにより音声ソフトによる合成音声ではなく、編集された生の声による収録ものをチョイスしています。

ツクリモノの声は……なんともウソ臭いので(苦笑)




World is mineVocal:うさ

――「世界で一番お姫様」――

高飛車な女の子をテーマにした歌。
それでいて、何気に彼氏のことを気にしていたり?




恋は戦争Vocal:LIQU@

――「たたかうのよ ハートを撃て 手段なんて選んでられない」――

恋にひたむきな乙女や、女の子の二面性を描くなど、恋をテーマに描いてきた初音ミクの歌の中でも攻撃性高めな異色作。
イラストに、ただならぬ殺気を感じました(驚)
あんな絵が描けるようになりたい。




初めての恋が終わるときVocal:nayuta&N

――「初めてのキスは 涙の味がした」――

悲恋系。
駅のプラットフォームで紡がれる別れの物語。
編集によるボーカルの肉声に、合成音声には決して出せない感情がこもっていました。


英語版Vocal:neko&ルシュカ




夕日坂Vocal:うさ

――「いつの間にか 君だけを見ていた 君がいれば 笑っていられた」――

同じく悲恋系。高校生カップルの日常を描いた、甘酸っぱい恋愛ものです。
佐藤つかさオススメの一品。……うん、泣く。




ロミオとシンデレラVocal:うさ

――「噛みつかないで 優しくして 苦いものはまだ嫌いなの」――

少しエロチックな女の子の寝物語……かな?
童話を歌詞に盛り込んだ、非常に凝ったつくりになっています。




Sadistic VampireVocal:うさ

――「君のそのカラダは全部僕のものだから 大人しく従え」――

同じくエロティック系。
吸血鬼の少年が、餌(オモチャ?)を求めて女の子に舌を入れようとする歌です(どんな表現だ)
けっこう、好きだったりします(笑)


(敬称略)









追記

面白いものが見つかったので、追加しておきます。

タイトルは【僕みたいな君 君みたいな僕】
直接出会える勇気がなくって、それでケータイのメールで会話し合う――まさにいまどきのカレカノ。
そんな二人が織り成すすれ違いと、かすかな勇気の物語。

オリジナルと編集の違いがもうスゴいんです。
アイデアというフィルターを通すだけで、作品ってこんなにも変わるものなのだなという面白さを与えてくれました。

ぜひご覧になってみてください。
衝撃があなたを包みます。



僕みたいな君 君みたいな僕オリジナル作品


僕みたいな君 君みたいな僕Vocal:neko&ルシュカ


(敬称略)


うわーっ、取り上げてくださってありがとうございます!
っていうか、俺のミク、ギャグですみません(笑)
今度マジで描きます!

っていうか、データが歌うなんて凄い時代ですよね。
しかも普通のライブやテレビじゃないウェブ上で公開された音楽がCD化されたり、カラオケになったり…ホント凄い。

そんで曲ができると絵師が触発されてpixivにイラストを公開したり、それをもとにPVができたり……うまく言葉にできなんですけど、テレビやラジオだけじゃなくウェブでやっていることなので皆が参加できるじゃないですか?
そうやって影響を与え合ってボカロ関係のものを創作していく今の状況って一昔前は考えられなかったような気がするんです。

うーん、まだ自分の中でまとめられないんですけど……そういう創作スパイラルみたいなのって、なんかいいすよねぇ。
投稿者:  [ 2009-05-20 13:24:24 ]