佐藤つかさ
皆様こんばんは。
最近【学園革命伝 ミツルギ】と【聖☆おにいさん】という漫画にハマっている佐藤つかさです。
ちなみにどちらもギャグ漫画です。
現在進行形で製作の流れを公開していたのですけど、完成してしまったのでここで拙作の発表とメイキングを開くことにしました。
それではどうぞ。
Chapter1――イメージ
今回のお題は【M字開脚】でしたので、それに合わせて脳内で組み立てていきます。
ネットで検索した画像や、漫画のポージングを見ながらイメージを膨らませたりもしました。
それでイメージできたものをちゃちゃっと用紙に描いていったりします。
体のバランスとかこのときはどうでもよく、大雑把に描きます。
しかしながら、今回はいくらイメージしてもしっくりこなかったので、アンケートを取らせていただきました。
【他の人たちが望む形】を軸にすることで描きやすくするためです。
ルギさん、すし屋さん、穂里さん。この場を借りてお礼を言わせていただきます。
お忙しい中アドバイスをいただき、まことにありがとうございます。
(……はっ!? このメンバー、イラスト描き終えた人ばっかりだ!! ……いや、ルギさんはもう一枚あるけど。すし屋さんにいたってはもう自由に描き回ってるし・汗)
あと、あやめさん。完成作はあんな感じですがいかがでしょうか?
おおっと。脱線してきたのでこのあたりで。
Chapter2――下書き
皆さんからいただいたM字開脚のテーマは【えっちな感じ】
えー、ちなみに満場一致でした(笑) ある意味どストレートなテーマです。
得られたデータを元に、今度はきちんと形にしていきます。
使っているシャープペンシルは千円くらいするちょっと高い品物だったりします。なんか高い物を使うといい絵が描けそうな気がするので。
でもって、小学生のころのボロ画板と、数で勝負の激安コピー用紙があれば、まさに画家の気分!(どこがだ)
ネットで拾った画像データや、漫画のワンシーンなどを見ながら、描いているキャラクターの体型バランスなどを整えていき、最後にトレース台を使って、ラフ画にありがちな雑多な線などを消していき、きれいなラインを作ります。
こんな感じで。
もういっそこれでいいんじゃない? という面倒くさがりな自分をシバき倒して、やっぱりここは色を塗らねばということで作業に入ります。
余談ですけど、わたしえっちぃもの描いてるって自覚ないんです。
なんかこう、幼稚園児がひこーきとかおひさまとか描いてるような、そんな感覚なんですよね。「わーい。描くのたのしー♪」みたいな。
いいのかな? こんなので……(汗)
Chapter3――色塗り
使用ソフトはGIMPver2.2
まずは、大まかな色を決めるためにぱーっと塗っていきます。
描く色ごとにレイヤーを分けているので、この時点で12枚になっています。
(肌、髪、瞳(虹彩と白目)、マニキュア、歯の白、口内の桃、乳首、下着などなど……)
そのあと、イラストに厚みを加えるために影をつけていきます。
肌や髪の色を濃くして、またレイヤーを上に貼り重ねていきます。
このとき、レイヤーを【乗算】に切り替えます。
乗算にすることで下のレイヤーと色を重ね、絵の具の重ね塗りみたいな演出が出来るからです。
三段階の影を入れるためにさらにもう一枚。
肌の白が、徐々にオレンジに近づいていっているようにしています。
このあと、オレンジと白の差が極端なので、その中間の色を作ってもう一枚レイヤーを重ねています。肌に使ったレイヤーは合計五枚です。
差がくっきり映るのは不自然なので、ぼかしなどで色をにじませたりもします。
アニメーションとかは影の差がはっきりと映っていますが、あれは誰もが同じイラストを描いて絵を違和感なく繋いでいくための技術なので、一枚絵であるイラストはむしろ絵のクオリティをあげる方に力を入れたほうがいいかもしれません。
さらに、髪の毛や下着にもレイヤーを重ねていきます。
このへんは肌のときとやり方はまったく変わりません。
このあと、すべてのレイヤーを統合。一枚のイラストにまとめます。
これで色塗りは終了です。
Chapter4――背景
とりあえず言っておきます。
わたしは背景が描けません(いきなり!?)
ルギさんのような独特の世界を構築できませんし、穂里さんのような幻想生物を描けるわけでもなく、上手くかけたためしがありません。
ないものはしょうがない。とにかくあるもので出来るだけのことをしよう。
と、いうわけでスタートです。
見るからに寝転がっている構図なので、背景はベッドにすることに。
技能がないのが分かってるので、シーツのみを映すことに。
真っ白だとさすがに味気ないので色を加えます。
で、さっきのイラストを重ねます。
そこらかしこについている赤い染みは――血です。
ぶっちゃけシーツを血まみれにして、あたりに捥げた腕や飛び散った腸を転がしてやろうかと思いましたが、それだとキャラのほうも血まみれにしないと違和感が出るのと、さすがに修正するのは骨が折れるので断念しました。
ぽとぽと染み付いているのは、その名残です。とりあえず、その染みの上に生首が転がってたんだろうなと妄想して楽しみましょう(楽しめるか!)
最後に、イラストの色彩補正・はみだしがないかチェックをしていって、最後のレイヤー統合をほどこして終了です。
Chapter5――完成
「これ、もう完全に18禁だな」と危機を感じたので、えぱれっとに移動させました。
(実は、この間描いたあのオールヌード消されてたんですよね……。たぶん管理者さまの措置だと思います・汗)
口端から血をたらしているのは、描いてる途中で「この子吸血鬼だったら面白いんじゃない?」と思い始めたので付け加えました。……太陽の下でホノルルマラソンこなしてそうなくらい健康な肌してるけど(汗)
こう、吸血鬼の少女が男の子と出会って人間のことを学びながら仲良くなっていって、だけど当然男の子のほうには寿命があって、いつかは消えてしまう運命だけど吸血鬼の少女はその運命に寄り添うことが出来なくて、不死であるはずの彼女が恋人に先立たれることで心が死んでしまう……とかある意味ベタなストーリーを思い浮かべたりしていました(笑)
描くのも楽しいですけど、こうやってイメージを膨らませられるのも楽しみの一つかなぁ、と思ったりしました。
以上、佐藤つかさのメイキングでした。
ぞくぞくと飛び込んでくる皆様のイラストに「うわぁ、こんなアングルで描くんだ」とか「このテーマでこのイラストがくるなんて思わなかった!」とか、皆様のアイデアセンスやテクニックがひしひしと感じられます。
……さてさてさて。
今度は【殴る】に挑戦です。
絵のタッチとか演出とか、何か別の趣向を凝らしてみようかと思います。
なんていうかこう――飽きっぽい性格なので(苦笑)
百宮ルギ様。
このような企画に参加させていただき、まことにありがとうございます。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
企画メンバーの皆様。そしてみてみんユーザーの皆様。さらにはネットからやってきた皆々様。
この長文に最後までつきあっていただき、本当に本当にありがとうございます。
それでは今日はこのあたりで。
ではでは。
〉ようこそ企画者様!
土下座してお迎えします! いらっしゃいませ!
特に意味はありません! 無意味に高くなったテンションとノリだけで押し進めています。若干恥ずかしくなってきてます!(ならやるな)
どうでしたでしょうか【M字開脚】
自分の技量を出せるだけ出してみましたっ!
やらしいですよね……。あの下着(汗)
いやらしくならないようにするための防護措置だったのに、なぜか逆の方向に作用するというこの不思議。
でもセクシーさが増しますね。特にああいう大人っぽい下着って。
スキルアップも兼ねて、ああいう細かいのちゃんと描こうかな……。何気に下着って模様とか細かいから面白そうですし。
血が滲んでるのは――趣味です(オイ) 内蔵とか生首とか転がしちゃえとか言ってたのも、同様の理由で。マリリン・マンソンの歌とか割と好きな人種なもので……(苦笑)
下書きに無かったものをコロコロ入れちゃおうとするのは、わたしもおんなじみたいです(笑)
次は【殴る】ですね!
今度は少しやり方を変えて描いてみようと思います。
気合入れて描きますので、もう少しお待ちくださいませー。
ではではっ。
P.S.
ミツルギ読んでいらっしゃいますかっ(わーい♪)
中二階堂がすごいですよね。あの妄想というか危険思想はいつもどこから湧いてくるんでしょうか……(汗)
ギャグ顔がひとっつも無いのに、あの濃厚過ぎて猛毒に昇華したギャグはすごいです。
デトロイト……松山ケンイチが出てたアレですね。
あれもすごいテンションですよね。ライブって行ったことないのですけど、あんなノリなのかな?
ああっと、P.S.なのに長くなってきたのでこのへんで。
理由は――「なんか、めんどくさいから」By美剣散々会長